まあ、そんな感じで

徒然なるままにヒグラシ

クリスチャニアのジャーマンソルジャー②

朝起きると外でワンワンが吠えている。超神経質デン人のラッセー君はそれが気に入らず、「ここはならず者ばかりで下手な反抗もできない、くそったれたところさ」と言っていて、だったらさっさと出ればいいと思うんだ、おじさん。大きな窓からはクリスチャニ…

クリスチャニアのジャーマンソルジャー①

12年のクリスマス、わたくしはデンマークはクリスチャニアにおった。 友人のひとりがクリスチャニア在住。家族とは疎遠だというので2週間ほど滞在させてもらったのだが、たいそう愉快な滞在であった。 彼はラッセー君という変わり者で、32歳無職で政府の援助…

革命の続き

きのーの続き。 ということで00年あたりから音楽レボリューションが炸裂して、じつに愉快な塩梅になった。 このあたりからはすっかりデタミ、フレイムスからオーセンティック・スカに流れて行って、スカタライツとかまじヒーロー。夏は所沢のイベントやって…

わたくし的音楽革命

わたくし的音楽革命は18歳の時に出会ったデタミネーションズとエゴラッピンであった。 それまではアメリケにいたこともあってロックに傾倒していた。 時あたかもNirvanaのSmells Like Teen Spiritがレイディオ番組でかかりまくっていたころ。 かっけーぜロケ…

力士ソムリエ

関ジャニの相撲番組見てたらおもろすぎて、ここに書くの忘れてたわ。 相撲協会の広報室とかいいよなーほとんど趣味の領域ですものね。 っていうか結構思うのが、一般人が相撲関連の仕事する場合って圧倒的に女子の方がいいんじゃね? 引退後の力士が大勢いる…

ちょっと見直すNY

このほど弟がニューヨークに行くというので、過去を探った。 わたくしが元ニューヨーカーだったことは「ニューヨーク電気アンマ事情」に記載したわけだが、どういうわけかオカンが「Social Security number」をまだ所持しており、一員感にグッと来た。 この…

巡業どすこい

大相撲が巡業まっさかりである。 巡業を見ていると、相撲は興行であることがよくわかる。綱打ちからしょっきりに相撲甚句。パック形式の地方巡業はお得感満載である。 地方巡業見れば、そもそもの大相撲の立ち位置がいわゆるスポーツとはサッパリ違うことが…

みうらじゅん先生

ラジオっ子である。 ラジオを聴き始めたのは中学生のころ。通学時間が長かったのと、短期で寮に入る制度などがあり、レイディオが友であった。 中学のころからしばらくハマっていたのは、みうらじゅん先生の番組であった。投稿なども行うハガキ職人(懐かし…

毛と愛

久々に毛セルフカッツしたら、鳥肌実のようになった。 友人からゲイっぽいと言われてそれが悪いかと言い返したけど わたくしは両方いけそうな空気感も漂わせているため、まあそれでよいかと観念した。 デンマルクにいたとき、 ヒッピーのエクアドル人(長髭…

人生に意味などないの国

「人生に意味はあるのか」みたいな大層なお題目を考えている人々がいるけど、答えは「そんなもんない」 かくいうわたくしも桃尻時代にはかようなことを考えては悶々としていたのだけど もはや今となっては遠い記憶である。 人生には意味などないので、言って…

ボアダムスキッド

ボアダムスが偉大である。 EYE君を知ったのはかれこれ10年以上前。 今や教祖のようになっておる彼ですが、繰り出す音は相も変わらずアバンギャルドで実験的。 大竹伸朗師匠と「かっこよさ」の基準が似ている。一緒に音楽作ってたしね、彼ら。 ボアダムスは07…

大竹伸朗大てんてえ

大竹伸朗大先生を知ったのは確か「カスバの男」だった。これを読んだときはおったまげた。なんだこれ?日記のようで日記でなく、スケッチのようでスケッチでない。好奇心の散文詩のような旅行記。好奇心だけの旅行記は、ほかに妹尾河童と山下清くらいしか知…

まず体よりはじめよ

ニポンに戻ってからというもの、3年前からハマりまくってるヨガでヨガりまくっている。 はじめは、そんなザ・女子できるかよ!と思っていたけど、やっぱ面白い。 行ったスタジオ(こんな単語を使うとは…)が良かった。 メリケン人さんが経営しておるのだが、…

juana molina

Juana Molinaが天才すぎる。 はじめてライブを見たのはフジロックだったと思うが、たまげた。 体がリズムであった。期せずしてハマってしまい、わたくし的ロングセラー。Caetano Velosoと合わせて、南米レジェンド(と勝手に呼んでる) カフェとかでもたまー…

ケツ相撲

本日は靖国で力士が参拝。やはりケツの締まり具合は大事である。 以前書いた相撲女子に女子達が力士萌えしている件、 下心ある女子はもっぱらケツ専なのです。そういえば松鳳山の色黒ケツがいいと言ってた。 個人的にはも少しやわらかタイプの琴奨菊あたりが…

空港協奏曲

空港のランキングを見ていたら、NYのラガーディアが’Awful’という評価を受けていて笑った。 わたくしがNYにいた20年前からどいひーだったが、まあでもそれは「先進国の中では」である。 今まで、笑っちゃう空港(国際空港に限る)はビエンチャン、サナア、カ…

待ちぼうけは朝飯前

今日は初の通訳の仕事。 しかも前もって相手に重い内容の話をする必要があった。 が、なんと取引相手来ず、というオチ。 5時間待ちぼうけで、お茶だけ飲んで帰る算段となったのである。 まあ来る人に絡んでいたので退屈することはなかったし、海外の人を相手…

マイナー言語がよい

なぜか友人のブランドの展示会で、明日通訳をすることになった。 通訳なんて、前職の時代に電話会議で通訳をして以来で、果たしてできるのか甚だ疑問である。 未だに日本は英語信仰が厚いけど、ハッキリ言って需要があるのはもっとマイナー言語だと思う。例…

毛カッツ

ずいぶん髪が伸びてきたので、そろそろ切ろうと思ったけど、そういえばもう3年は美容院に行っていない。 デンマークにいる間は自分で切ってたし(床屋プロジェクトで人に切ってもらったりもしたけど…)去年の夏はネパールで坊主にしてたので、それ以来である…

歩くデンマルク人

デンマーク人はとにかく「歩く」とにかく歩く。 比喩でも何でもなく、文字通り「歩きまくる」 「娯楽」と言ってはバスに拉致監禁され、何もないところに放り出されて、丸一日とにかく歩きまくった。 「なんでこんなに歩くの?」と聞くと、「ほかに楽しみがな…

コピーは文化

新国立美術館の「イメージの力」を見た。 大変にすばらしい展覧会であった。 とにかく冒頭の造形に度胆抜かれた。でかい。かっこいい。 得体の知れぬ創作意欲がふつふつ湧いてくる。 「イメージの解釈が文化を生み出す」 という説明が途中にあった。 そう思…

情報クレイジー

人と話していて思うのが、まだ情報に価値を置く人がけっこーいるんだな、ということなのである。 ばりばり検索かけて、ゴシップ的にあんな情報やこんな情報を知っていることを次々繰り出す。 いや、自分は徹底的に調べるタイプだったからよくわかるんだけど…

有名人がなんぼのもんじゃい

有名人信仰というのは、ひとつの病のように思う。 「あこがれの○○さんに会えた!」とか「○○さんがリツイートしてくれた!」とか。 いや、あこがれの人がいるというのはスバラシイとは思う。 でも問題は、その人がずっと「雲の上」のような存在になってしまっ…

珍妙サラリーマン

用あって、前職の会社界隈を歩いた。 知ってる人に会ったらどうしようかと、小心者のわたくしはドキドキしながら、でもちょっと好奇心半分で散策した。 が、わたくしは愕然とした。ここにいたことが、まったく輪郭を持って浮かんでこないのである。 社員証を…

鶴竜と出る杭

永遠の「小結キャラ」鶴竜ちゃんが横綱に昇進しそうである。 まだ違和感あるけど、えがったねえ。 鶴竜が目指す横綱像を問われて、「ありのままの自分で」と言っているのを聞いて、なかなか言えることではないぞ、と思った。 こういう風に思うのは、「横綱」…

最強の飛行機

渋谷タワレコのトイレがウォシュレットでたまげた。 日本は設備が整っていてたいへんすばらしい。 アジアでも中東でも、中米やヨーロッパですら、こんなに整っていなくてたまげる。 笑ったのは、悪名高きロシアの飛行機エアロフロートであった。 モスクワか…

建前でええんか

長く建前の世界で生きてきたので、いかんせん本音を忘れてしまった。 というか、本音と建前の境界線みたいなものが曖昧になってしまった。 この境界線をはっきり際立たせるにはどうしたらいいのかというと、思っていることを言ったり書いたりすることがよい…

イラクの男

テレビでイラクを見ると思い出すことがある。 イエメンの砂漠の街・サユーンでバッタを大量に袋に集めている人たちがいた。 よく集めましたな、なんて話をしていたところ、やたら陽気な男が寄ってきて、日本人と見るや「アジアカップはもらったぜ!」と肩を…

オザケンの詩

理解していると思っていても、わかっていないことはたくさんある。 いいともに出演したオザケンを見て思った。 特にオザケンのファンではないけど、90年代を生きていれば当然耳に入ってきて、すごいなーと思うことは結構あり、世の中のそんな声は、やいのや…

傘が無い

小雨の時は傘をさすタイミングがわからない。 一応傘を持っては出かけても、強く降らないとさすことはない。 東京にいて思うのは、みんな傘が好きだな…ということである。見方によっては「ちょっと降ればさす」から、わかりやすいと言えばわかりやすい。 ア…