歩くデンマルク人
デンマーク人はとにかく「歩く」とにかく歩く。
比喩でも何でもなく、文字通り「歩きまくる」
「娯楽」と言ってはバスに拉致監禁され、何もないところに放り出されて、丸一日とにかく歩きまくった。
「なんでこんなに歩くの?」と聞くと、「ほかに楽しみがないから」と、じつに自虐的なデンマーク人らしい回答が返ってくる。
キッチンの先生は無駄に歩くのが好きで、真冬のすべてが凍りつく季節に「牡蠣が食べたい。好きに採れる所があるから行こう」と言い始め、往復2時間歩き、海に入って牡蠣を採らされてた。
まったくいい迷惑である。美味しかったけど。
でも歩いてないと、あぁそろそろ歩きたいなあと思うわたくしは毒されているのか。