旅の変容
じぶんの旅のスタイルは、ここ数年でずいぶん変わった気がする。
かつてバックパッカーだったころは(いまでもバックパックで旅してるから「バックパッカー」だけど)その場で行き会った場所に泊まり、人と会い、気の向いた先に行く、そんな感じだった。
よく言えば風に吹かれて…みたいな感じに聞こえるけど、最近になって、ほんとにそうなのかな…?と思うようになったわけです。
ていうかね、気取っていたよね!
まあ、20歳そこそこだと、たいがいそんなもんなんでしょうけどね。
旅の目的が、知らないものを知りたい!という好奇心と、知らない土地で金も持たずに解決するジブン、かっけー、もあったと思う。
うすうす気づいていたけど、見ないようにしていたよね。
特にデンマークに行って以降は、もう少しゆっくりその場所を楽しむようになったなあ、と思う。
相変わらずバックパックは背負っているけど、からだが大変だったら飛行機乗ればいいし、ホテルだって先に取ればその分の時間を楽しめるしね。
いちばん変わったのは、ぜったいひとりでしか行かなかったのに、誰かを訪ねたり、再訪するようになったことかなー。
目的が変わったのかなあ、と思うけどどういうふうに変わったんだろうか。
好奇心は相変わらず燃えているのと、
あとは、いままで出会った人たちとなにか一緒にしたい、と思うようになった。
たとえばネパールのチベット僧とは、地震の復興支援を考えたり、
ラオスの友達とは古着のプロジェクトをやったり。
個人的には、絵やものをつくることで人々と関わることをやりたいと思っているけど、何ができるか、身の丈に合った方法で、少しずつやって行きたいと思うのであります。