クリスチャニアのジャーマンソルジャー①
12年のクリスマス、わたくしはデンマークはクリスチャニアにおった。
友人のひとりがクリスチャニア在住。家族とは疎遠だというので2週間ほど滞在させてもらったのだが、たいそう愉快な滞在であった。
彼はラッセー君という変わり者で、32歳無職で政府の援助をもらいながらギターを鳴らしては歌っているピーターパン。性格は「こんな外人おるんか」というほどの超神経質タイプ。
同じ時期に滞在していたフレンチの「わがままオレリー」ちゃんはラッセーを「ジャーマンソルジャー」と名付けて罵っていた。
救世軍のアパートは超ハイセンスで、石造りなのに梁が木でできている屋根裏風。
しかし地上ではガンジャの男たちが闊歩していた。
続く!