ニューヨーク電気アンマ事情
ちびっこ時代は残酷なほど笑いに貪欲である。
アメリカに住んでいた幼少時代の90年代初頭、「少年ジャンプ」が流行っていて、そんなものを知らないアメリケンやチリやヒスパニックの友人に「マンガ」を見せては、「なんじゃこりゃー!」と盛り上がった。
その中に、漫☆画太郎先生の「珍遊記」というこの上なく下劣な作品があり、それを見た外人たちはさらに「なんじゃこりゃー!!」と転げて笑いまくった。
作中に「電気アンマ」という必殺技があり、なんだこれは!?とゲハゲハ笑いながら電気アンマが流行した。
ひどい話である。
ニューヨーク界隈で電気アンマを見る機会がございましたら、それはわたくしが源流かもしれませぬので、あしからず。