得意なことはないけれど
得意なことが無い。
これはわりと長い間自分が思い悩んできて(いまも)未だ解決できぬ難事件なのです。
そしてまわりをみわたすと、同じような悩みを抱えている人はじつに多いなあ、と思う。
しかし、そもそも、と思うのです。
得意なことがあれば、それなりにその得意を活用しまくって、すでにカリスマ店員にでもなっているはずです。そんな人は一握りなのではないだろうか。
よく、得意を見つけろ!とか誰だって特別なんだ!とかいうけど、そんな自己啓発はもうたくさんだ。
必要なことはみっつだけ
そんなものは、ほとんどの人にはない。もちろん、わたくしにも。
ひとかどの人間だと勘違いしていた20歳前後ならいざしらず、わたくしも齢35。まあそれなりにできないこともたくさん知りましたよ。
そんな中、わたくしがとにかく思うのはこのみっつ。
・じぶんは凡人だと心得、
・好きなことを、丁寧に、
・毎日、マスを埋めるように
やることなのだと思うのです。
ま、正直これに当てはまれば、何だっていいのです。
それじゃ稼げん!という人は、きっと一生稼げない人なのではないでしょうか。人の価値を、目の前の「貨幣」で考えすぎている。それもおそろしく短いスパンで。
東京のウサギ小屋で悶々としているわたくしがいま思うのは、とにかくなんでもいいから好きなことをとにかく毎日やる。もはやこれに尽きる。
将棋の羽生さんも言っているではないですか。
私は才能は
一瞬のひらめきだと
思っていた。しかし今は10年とか20年
30年を同じ姿勢で
同じ情熱を傾けられることが
才能だと思っている。
かくいうわたくしは
かくいう自分はサラリーマンに戻って、あぁやっぱりこれはやりたくないなあ、と思うのです。原点に立ち戻って、今一度手ぶらになって、じぶんができることをひとつひとつやっていくしかないな、と思っています。
ムリなものはムリや。
ま、それはそれとして。
これからはじっくり好きなこと(=飽きないこと)をやっていこうと思っています。
好きな絵をつづけること、旅をつづけること、ひととひとをつなぐこと。そうして、じぶんのまわりのひとと良い関係を築いていけたらうれしいな、と思います。
いま考えているのはしたのみっつ
・絵はがきを日々かく
・ブログを日々かく
・よいモノ、作家さんを紹介していく
いっこめはすでにはじめてて、毎日彼女に絵を送って、かれこれ半年近く経ちました(いちぶ↓)
たとえ稼げなくても、じぶんはこれをやっている限りだいじょうぶ、と思えることがあるのは、とてもしあわせだと思います。
そしてそれで1円でも稼げたら、それは色のついた、とてもだいじなお金になるような気がします。
そっち方面だったら、いくらでもがんばるで、わしゃ!