ゴミを、拾う
ゴミを拾っていて思うのは、日本にはゴミが無いなあということである。
いやボランティアとかで拾っているわけではなく、渋い色合いの壁紙とか剥げかけのテープを見ると回収したくなるのです。
海外で町を歩くと次々お宝なきれっぱしが風に吹かれてやってきてナイスである。
拾いもので思い出すのはイエメンの日本人青年。
偶然道すがら一緒に歩いていたのだけど、ことあるごとに砂をキックして地中のカードを拾っていた。
ロトリー的なやつだけど、それを見ていて「拾う」というのは欲求のひとつなんだろうなあ、と思ったもの。
彼とはサユーンのスルタン博物館の前で蹲って砂嵐をやりすごした。全く名前も覚えていないけど、何となく印象的であった。